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肛門・会陰部痛

肛門や会陰部(外陰部と肛門の間)、陰部に痛みが出ることもあります。この部位は神経が網目のように細やかに分布しており、また排便・排尿・性行為など日常生活動作に密接にかかわることから、生活への影響が非常に多いのも特徴です。

術後痛(直腸癌、肛門癌、子宮体癌・頸部癌など骨盤臓器手術)

腫瘍の再発や、手術による神経損傷による仙骨・尾骨神経への刺激によっておこるといわれています。何より再発がないことを確認する必要がありますので、CT検査は必須となります。また上記のように網目のように神経が広がっていることもあり、手術に伴う神経障害に関しては画像検査でははっきりしません。

保存療法(生活指導や塗り薬などの外用薬治療)と、外科的根治術(硬化療法、ゴム結紮、凍結、ALTA注射、痔瘻根治術)が基本ですが、保存療法を選択された場合の疼痛コントロールや術後疼痛に関してお手伝いすることができるかもしれません。ぜひご相談ください。

骨盤臓器脱

高齢(とくに女性)になると、骨盤の臓器を支える組織が弱くなることで、子宮や膣、直腸、膀胱などが陰部や肛門部から飛び出し、痛みの原因となることもあります。外科的手術や骨盤底筋体操・避妊具の使用などが選択されます。

腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症などにともなう馬尾症状

背骨の中に走る、靭帯で最も太い神経である脊髄は脳から骨盤の部位まで走行していて、腰のあたりで糸くずのような馬尾という神経の束にわかれます。この馬尾が何らかの原因で圧迫を受けると、足先にうまく力が入らなくなったり、肛門・会陰部の感覚低下や痛み、また排尿・排便障害が生じることがあります。麻痺の症状があれば手術を強く推奨されますが、痛みだけでは手術を選択されないかたもいらっしゃるのが現状で、この場合は神経ブロックなど含め、治療介入させていただきます。

尾骨骨折・脱臼

転倒や出産に伴い、尾骨(お尻の先の骨)が骨折・脱臼することがあり、座ったり歩いたりすることが困難なほどの痛みに襲われることがあります。

慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群

前立腺の炎症を契機に、下腹部や会陰部などの違和感や重だるい感じ、排尿・性行為時などの灼熱感などが持続することがあります。当初の炎症自体はすでに治っていることが多く、CTやMRI、採血・尿検査をおこなっても異常がないことがおおく、症状や経過などから判断せざるを得ない状況です。精神的な問題も関連していることが多く、向精神薬を含め加療をすすめていくことが多いです。

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