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ペインクリニックとは

ペイン:「痛み」

クリニック:「診療所」

つまり直訳すると、痛みの診療所のことです。

とくに下記のようなときに利用いただければと思います。

 

  • 痛みがつらいが、仕事や学校がどうしても休めない。今すぐなんとかしてほしい。
  • 診断がつき治療を受けたのに痛みが良くならない。
  • 薬の副作用で治療がうけられない。
  • リハビリしましょうと言われたが、痛くてする気にもなれない。
  • 痛みの原因が分からない。

ブロック注射をはじめ、他の科ではなかなか用いられない多様な痛み止めをもちいて、リハビリテーションにつなげていくことで、治療をおこないます。(詳しくはこちら「神経ブロックとは」「ペインクリニックの治療薬」)

 

ここからは自分の経験も含め、少し詳しく説明します。

 

現代医学は専門科(外科、内科、整形外科、産婦人科など)に分かれ発展しました。そして、受診される患者様もご自身の症状にあった科を受診され、様々な検査から原因が特定され、治療を受けておられると思います。

しかし、腰痛に代表されるように、痛みを引き起こす疾患は、実は明らかな原因が不明なものが実に多いものなのです。(ぎっくり腰にいたっては85%も原因不明といわれる)

では、これら原因不明の痛みや、はたまた異常があったところを治療したのに痛みが治まらず痛みの原因が不明といった方はどうされるのでしょうか?その受け皿となるのが、ペインクリニックだと、大学病院勤務時代に感じました。

その後、痛みの電気生理学の研究や、癌患者様たちの痛みの治療に携わることができました。その経験から、やはりそれぞれの痛みは原因不明ではなく、CTやMRIなど詳細な検査でも検知できないごくごく小さな異常や、脳の機能、そして精神的な反応、社会的な問題などが複雑に絡み合っている と実感したのです。

こうなると、ただ痛み止めを処方して「様子をみましょう」では対処できません。ペインクリニックの診療には、筋骨格の問題には整形外科を、帯状疱疹などの皮膚の問題には皮膚科を、片頭痛などの頭痛の問題には脳外科を、精神的な問題には精神科を、痛みと痛み止めのメカニズムについては麻酔科をと様々な疾患や考え方を学ぶ必要があるからです。

また痛みは国際疼痛学会(IASP)では「実際もしくは潜在的組織損傷、あるいはそのような損傷に関して表現される不快な感覚および情動体験 」と定義されています。簡単にいうと、原因がはっきりしなくても痛いという不快な気持ちがあれば「痛み」であるとされています。

それを放置すると、下の図のように体は痛みをより強く感じる「痛みの悪循環」の状態に陥ってしまいます。よって、体の異常を知らせる警報としての痛みを、本当に止めてよいのかを適切に判断する一方で、原因如何にかかわらず、力技でも痛みを消す手段が必要なのです。

それがペインクリニックで行われるブロック注射であったり、多種多様な治療薬なのです。痛みをなんとか断ち切ることさえできれば、リハビリや物理療法などより体に負担の少ない治療に切り替えていくことができる。この連続した治療を提供できるのが当院の最大の強みなのです。

「やる気スイッチ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。多くの人はきっかけとサポートさえあれば、案外その後はなんとか自力で良い方向に進んでいこうとするものです。痛みでふさぎ込んでしまった方々に我々の治療がその一助になれば幸いです。

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